老若男女問わず多い、臭いのトラブル。
なかでも、暑い季節にモワッとした汗の臭いが気になる人は多いのではないでしょうか。自分はともかく、汗の臭いで他の人まで不快感を与えてたくはありませんよね。

今回は、汗が臭う原因や対処法について詳しく紹介していきます。

汗が臭い!その原因5つ

汗が臭うのはいくつかの原因があります。そのなかから、代表的な原因を5つ紹介します。
心当たりがないかチェックしてみてくださいね。

「臭い汗」と「臭くない汗」

汗を分泌する汗腺には二つの種類があります。

それはエクリン汗腺とアポクリン汗腺です。

エクリン汗腺は全身に分布している汗腺。
エクリン汗腺から分泌される汗は90%が水分でできているため、「臭くない汗」なのです。しかし、汗が皮膚常在菌によって分解されると、モワッとした臭いを発します。


この臭いが、一般的に言う「汗臭い臭い」なのです。また、「臭い汗」もあります。

それは、アポクリン腺から分泌される汗です。
アポクリン汗腺は、脇の下やバストなど部分的に集中している汗腺。
アポクリン汗腺から分泌される汗には、臭いのもとになるタンパク質やミネラルが含まれており、皮膚常在菌が分解する際にツンとした嫌な臭いを発生させるのです。

アポクリン線が多い箇所の説明

アポクリン線が多い箇所の説明

皮脂の過剰分泌

皮脂の過剰分泌も、汗臭さの原因となります。

本来、皮脂は肌の潤いを守ったり、外的ダメージから肌を守るために必要なものなのですが、皮脂の中には脂肪酸が含まれているため、過剰分泌によって脂肪酸が酸化し、過酸化酸素になることで体臭を発生させるのです。

雑菌の繁殖

脇や背中は、衣服を着用していたり、腕が締まることで高温多湿になりがちです。
汗や皮脂は高温多湿の環境で多く分泌されますし、臭いの元になる雑菌も繁殖しやすいため、体臭が発生します。

汗をかきにくい冬場でも、衣服を脱いだら汗臭かったというケースがあると思いますが、これは衣服によって熱がこもり、雑菌が繁殖したことで発生した臭いなのです。

生活習慣

精神的なストレスを抱えていたり、睡眠不足などの不規則な生活を続けることで汗の臭いが発生する場合があります。

これは、自律神経の乱れによって引き起こされる臭いです。
ストレスや睡眠不足などで交感神経の働きが優位になると、交感神経がアポクリン汗腺を刺激するため、汗の臭いを発生させます。

この時に発生する汗には脂質が多く含まれているので、普段の汗臭さとは違うツンとした臭いになることも。

食習慣

毎日の食習慣も、汗の臭いを発生させる原因となります。
例えば、脂質の摂取量が多いと、臭いの原因となる皮脂の分泌量が増えます。


また、食肉や牛乳などの動物性たんぱく質を多く摂るのも体臭の原因に。
たんぱく質の摂りすぎは腸内環境の悪化を招き、食べ物の消化機能を弱らせてしまうので、老廃物を溜め込みやすくなります。


この老廃物が血液に吸収されることで全身に運ばれ、汗とともに嫌な臭いを発してしまうのです。

汗の臭いを抑えるための対策

発汗を抑えるためや、臭い対策でデオドラント製品を使用している人は多いですが、汗の臭いを根本的に解消するためには、生活習慣の見直しも大切です。
では、具体的にどのようにすれば汗臭くならないようにすることができるのでしょうか。

ここでは、今すぐにでも始められる汗の臭い対策について詳しく紹介していきます。

代謝を良くして、いい汗をかく

臭い予防のためには汗をかかないようにすると良いと思われがちですが、実は良い汗をかくことが臭い予防に良い効果をもたらします。

なぜかというと、運動をすることで基礎代謝や血行が良くなり、臭いの元となる老廃物が排出されやすくなるからです。
さらに、腸のぜん動運動が活性化されるため、消化を促して臭いの原因にアプローチします。

おすすめは、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動です。また、有酸素運動で汗臭さの原因である脂肪酸を燃焼させることもポイント。

脂肪酸は、運動を始めて20分くらい過ぎなければ燃焼されないので、少なくとも30分以上は継続して行わなくてはなりません。

反対に、ハードな運動は体臭の原因になる乳酸や活性酸素を増やしてしまうのでNG。
無理のないペースで長く続けましょう。
サラサラとした汗は良い汗なので、どんどんかいても問題ありません。
ただし、汗をかくと当然体内の水分が不足してしまうので、1日あたり約1.2から1.5リットルを目安にこまめに水分補給しましょう。

汗はこまめに拭き、ケアをする

一度分泌された汗を放置してしまうと、皮脂と混ざり合って菌が繁殖してしまい、嫌な臭いの原因となります。

汗はこまめに拭き、肌の表面を清潔に保ちましょう。

おすすめは、殺菌・抗菌作用のある汗拭きシートです。
汗が拭けるだけではなく、臭いの元になる菌を殺菌することができますし、メントールなどの清涼感を感じる成分が含まれているシートは、夏場に大活躍です。


ただし、使い過ぎは肌トラブルの原因にもなるので、注意しましょう。

食生活を見直す

食生活を見直すことも、汗の臭い対策になります。食生活におけるポイントは3つ。

「活性酸素を除去して代謝を促すこと」
「血液をサラサラにすること」
「善玉菌の働きをサポートすること」

です。
活性酸素とは、生きていく上で欠かせない酸素の一つですが、脂質の多い食事やストレスなどで増えてしまうと汗を酸化して嫌な臭いを発生させます。

活性酸素を除去するためには、抗酸化作用の持つ食べ物を摂ることがおすすめです。
例えばモロヘイヤやパプリカなどの緑黄色野菜や、緑茶やレモンなどは抗酸化作用があります。
そして、脂質の摂りすぎで血液がドロドロになると、体臭を悪化させる脂質異常症になる恐れも。

血液をサラサラにするのは、魚の脂です。
特に、青魚に含まれているDHAやEPAには血液をサラサラにして血行を促す働きが期待でき、結果的に臭いを予防することにつながります。

そして、便秘気味の人は納豆などの発酵食品を意識して摂るようにすれば、腸の中で善玉菌の働きが優位になるので、臭いの原因である老廃物の排出をサポートします。

野菜、魚、発酵食品、つまり和食を中心とした食生活は臭い予防にぴったりなのです。

汗臭くなってしまった服の洗濯と手入れ

シャツや靴下など、汗がしみ込んでしまった服も臭いの原因となります。
そして、放置をすればするほど菌が繁殖して、臭いが取れなくなってしまうので注意が必要です。
毎日洗える普段着などは、予洗いをしておくと臭いが取れやすくなります。
予洗いの際は、水ではなく40℃前後のお湯に浸け、衣類用石鹸を使用しましょう。

また、スーツなど自宅で洗うことができない衣服の場合は、濡れたタオルを使いシミ抜きと同じ要領で汗をたくさんかいた部分をたたき込んでみてください。

たたき込んだら霧吹きで水を吹きかけ、乾いたタオルで湿気をとりましょう。


臭いは熱がこもることで発生しやすいので、綿や麻など吸水性・通気生に優れた衣服を選んでみてください。

また、洗濯の際に柔軟剤を使用する場合は、柔軟剤の匂いにも気をつけましょう。
柔軟剤の匂いが苦手な人も多く、せっかく汗の臭い対策ができても柔軟剤の匂いのせいで臭いと思われてしまうこともありますよ。

デオドラント剤やサプリメント を使う

生活習慣の見直しに加え、汗の臭いにアプローチするデオドラント剤やサプリの使用もおすすめです。

デオドラント剤には、発汗を抑えるだけではなく、消臭や殺菌作用が期待できるものがおすすめ。
スプレータイプやクリームタイプ、ロールオンタイプなど種類も豊富なので、パーツに合わせて使い分けると良いでしょう。
また、サプリメントは普段の食事でなかなか摂ることができない消臭成分(柿渋エキスやデオアタックなど)が配合されているものや、腸内環境の改善をサポートする乳酸菌を配合したタイプがおすすめです。

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この記事を書いた人

岸田茉麻

コスメコンシェルジュ。
日本化粧品検定1級所持。

現在は美容ライター・エディターとして活動しており、コンテンツ制作や美容サイトの監修に携わっています。
大手出版社に就職するも、美容への憧れを捨てきれず化粧品会社へ転職。美容部員として現場経験を積み、女性の抱えるお悩みにたくさん触れてきました。
美容はもちろん、食生活に関するアドバイスも行っています。特に、美白ケアやアンチエイジングに関することはお任せください。

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岸田茉麻

コスメコンシェルジュ。
日本化粧品検定1級所持。

現在は美容ライター・エディターとして活動しており、コンテンツ制作や美容サイトの監修に携わっています。
大手出版社に就職するも、美容への憧れを捨てきれず化粧品会社へ転職。美容部員として現場経験を積み、女性の抱えるお悩みにたくさん触れてきました。
美容はもちろん、食生活に関するアドバイスも行っています。特に、美白ケアやアンチエイジングに関することはお任せください。

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