「体臭が気になる。お気に入りの香水で誤魔化してしまえ!」…そう思っているあなた!
残念ながら、香水で体臭を消すことはできません。
臭いを消そうと思って香水をたくさんつけることで、香水と体臭が混ざり逆にとんでもない悪臭になってしまうことも。
体臭をケアしつつお気に入りの香水を効果的に使うにはどうしたら良いのでしょうか。

香水と体臭の関係は?

「同じ香水なのに、つける人によって香りが変わる」
という話を聞いたことはありませんか?
香水はつける人の体温や体臭、肌のph濃度、皮脂分泌量などで“香り立ちの強さ”や“含まれる香料のどれが一番強く香るか”などに違いが出ます。
具体的には体温が高く脂性肌の人の方が香水は香りやすいと言われていて、香水自体の性質として天然成分は合成成分に比べ使用する環境や個人による香りの変化がおきやすいようです。
同じ香水でも人によって「甘みが出やすい」「えぐみが出やすい」などの違いがあるという事ですから驚きですよね。
友達がつけていていい香りだったから購入した香水が、自分がつけたらなんか違った。というのは、この“体質による香り方の違い”が原因であると考えられます。
体質による個人差は、配合される香料の多い複雑な香水になればなるほどハッキリと感じられるようになります。

さらに、その日の気温やつけた部位・つけ方・量や服装によっても香りは左右されます。
同じ人がつけていても、体調や天気によって香りが変わることもあるのです。

根本的に体臭を抑えたい場合はこちらの記事も併せてお読み下さい。

おすすめの香水の選び方

みなさんはどうやって香水を選んでいますか?
香水には種類があり、濃度や香りの継続時間が違います。また、肌に乗せるときの付け方もその種類によって変えた方が良いと言われています。

さらに、“香り”にも種類があります。
香水は、一つの香料だけで作られているものは珍しく、多くは複数の香料を混ぜて作られています。香りの種類は「香調」と呼ばれ、簡単に言うと「どんな感じの香りがするか」でジャンル分けをし、それを「香調(〇〇ノート)」と呼びます。
有名なものにシトラスやフローラルなどがあります。

香水の種類

香水は、水+香料+アルコールで作られています。
このなかで一番多く含まれるのはアルコールですが、香料含有濃度によってその呼び名が4種類に分けられています。しかし、これは日本の薬機法で厳密に決められているものではありません。あくまで目安としてご参考までに紹介します。

Parfum(パルファン)

香料含有濃度は15~30%。持続時間は5~12時間と香水の中では最長です。
濃度が高いため少量で効果が続きます。価格を高めに設定するブランドが多いのもポイント。香りが強いので、つけすぎに注意が必要です。
つけ方としては「点」。ほんの一滴を、肌に落とすイメージでつけるのがちょうどよいとされています。

Eau de Parfum(オーデパルファン)

香料含有濃度は10~15%。持続時間は5~12時間と、こちらもパルファン同様香水では最長。
濃度もパルファンに近いですが、価格を抑えた商品が多いのが特徴です。
こちらのつけ方は「線」。体に香水で線を描くイメ―ジで、細く伸ばすようにつけると良いとされています。

Eau de Toilette(オーデトワレ)

香料含有濃度は5~10%。持続時間は2~5時間、数時間でほんのり香りが残るような濃度。日常使いに使いやすい濃度です。キツイかおりが苦手な人にもお勧めです。
また、体臭が気になる人は清潔感を保つためにもこまめにつけなおしが必要なオーデトワレやオーデコロンの使用がおすすめ。皮脂と混じって匂いが変わってしまうリスクも防ぐことができます。
こちらもオーデパルファンと同じく「線」をイメージしてつけると良いでしょう。

Eau de Cologne(オーデコロン)

香料含有濃度は1~5%。持続時間は1~2時間で、薄くライトに香るので、シャワーのような感覚でつけることができます。気分転換したいときなどにも重宝しますが、朝から夜までしっかり香らせたい…などというときには不向きです。
オーデトワレと一緒で、体臭が気になる人におすすめのアイテム。香りの持続時間が短くこまめにつけなおす事で、皮脂と混ざるのを抑え匂い変化のリスクを防ぎます。
オーデコロンは香りが弱いので、つけるときは「面」を意識し、ある程度大きな面積につけるようにするのがおすすめです。

香水の種類を4つ紹介

香水の種類を4つ紹介

香水のかおり

香水のニオイ、これは好みが強く出る部分ではないでしょうか。
我が家は香水が好きな家系で、父も母も私もたくさん香水をもっていますが、全員特定の決まった香調が好きです。中でも母は、2~30本持っている香水すべてがフローラルノートの香水であったのはビックリしました。
(とはいえ、一つ一つの香りは全然違うものなのですが!)

さて、香調は自分の好みのものをつけられるのがベストですが、体臭がキツイ人は自分の体臭と相性の良い香調を選ぶのが無難です。におい別におすすめの香調を紹介します。

酸っぱいにおいの体臭

酸っぱいにおいの体臭には、シトラス系の香水が合います。
シトラス系の香水はレモン・オレンジ・ユズ・グレープフルーツなど柑橘類が使われる香りで、爽やかな香りが酸っぱい体臭を包み込み、マイルドにしてくれます。

鉛筆の芯のようなにおいの体臭

鉛筆の芯のような独特なにおいの体臭には、ウッド系の香水が合います。
ウッド系の香水は、ヒノキ・シダーウッド・サンダルウッド・パチョリ・べチバーなど樹木や土の匂いを思わせるような香りがします。
女性用の香水にも使われますが、どちらかと言うと男性的な渋めな香りなのが特徴で、わりと香りが強いため特徴的な体臭もスッキリとカバーしてくれます。

モワっとしたにおいの体臭

ぞうきんのようなモワっとした体臭には、オリエンタル系の香水が合います。

オリエンタル系の香水は、アンバー・ムスク・シナモンなどの重厚で官能的な香りです。

甘く重厚な香りが、モワっとした体臭を包み込み、打ち消してくれます。しかし香りが強いのでつけすぎないようにすること、TPOにあわせて使うなどの配慮が必要です。

上記の臭いに当てはまらない人や加齢臭・ミドル脂臭が気になる人も、シトラス・ウッド・オリエンタル系の香水は合わせやすいので、自分にベストな香りを色々と試してみてはいかがでしょうか。

ワキガ・体臭のキツイ人が使ってはいけない香りはこれ!

NGのイメージ画像

NGのイメージ画像

逆に、ワキガの人や体臭のキツイ人が使わない方が良い香水は、「フローラル系やグルマン系」の甘い香り。
これは体臭とマッチすることなく、嫌な臭いになってしまう確率の高い香りのタイプです。
なるべく使用を控えるようにした方が良いでしょう。

正しい香水の付け方

香水には、正しいつけ方があるのをご存知でしょうか。
普段当たり前に使っている香水でも、意外とその正しい使い方は知らないという人も多いもの。
ここでは正しい香水の付け方を紹介します。

汚れを落とした清潔な肌につける

香水の香りを楽しむには体を清潔にしてから使用することが重要です。
なぜなら、汗がついた状態で香水をつけても汗で流れてしまったり、汗や皮脂と香水の香りが混ざって変なニオイになってしまったりするからです。

体の雑菌や汗・皮脂と香水が混ざらないようにするためにも、
・香水をつけるときはお風呂上りにつける
・外出先で汗をかいた後に香水をつけなおしたいときはしっかりと汗を拭いて肌を清潔にしてからつける
などすると良いでしょう。

つける場所に気をつける

香水をつける場所のチェック。首の後ろやうなじ。おなかや胸元。手首やひじの内側。太ももの内側や膝の裏側。足首。

香水をつける場所のチェック。首の後ろやうなじ。おなかや胸元。手首やひじの内側。太ももの内側や膝の裏側。足首。

香水をつけるのにはお勧めの場所がいくつかあります。どんな風に香らせたいかによってお勧めする場所は変わりますが、原則的には皮脂や汗の分泌が多くない場所で、日の当たりづらい場所につけるのがポイント。

皮脂や汗の分泌量が多い場所につけると香水の香りと皮脂・汗のニオイが混ざって嫌なニオイになりやすいですし、香水をつけた状態で日光を浴びると皮膚炎をおこしたり、シミになったりすることがあるからです。また、お洋服に直接香水をつけるのも洋服がシミになる可能性があるためあまりお勧めできません。

香水をつけるのにおすすめの場所はこちら

首の後ろやうなじ

体の中でも体温が高い場所です。香水を軽く肌になじませるだけで、淡い香りが長時間広がります。

お腹や胸元

体温が高く、体臭と香水の香りが混ざりやすい場所です。
朝ひと吹きするだけで、まるで全身から香水が香っているように印象付けることができますが、つけすぎには要注意な場所。また、香料や体調によって香りに大きく差が出る可能性もあります。

手首やひじの内側

手は、どんな作業をしていてもよく動かされるため、周りへの香りを広げやすい場所です。
血管が太く脈打つ部位で汗腺も少ないので香りが立ちやすい部位です。
少し強めに香りを放ちたいときにおすすめですが、服やものに触れたり手を洗ったりした際に香りが飛んでしまうことも多い場所です。

太ももの内側や膝の裏側

実は下半身に香水をつけるとほのかに香りを漂わせることができるのでおすすめの部位です。上半身にくらべ体温は低いので香りが立ちにくい部位ではありますが、香りは下から上へと上がっていくので全身包まれているように香ります。
香りに弱いけれど香水を楽しみたい!という人にもおすすめです。

足首

くるぶしの後ろあたりにつけるのがポイント。歩いたり、足を組みかえたりしたときに香ります。鼻から遠いので、やはり香りのキツさが苦手な人におすすめの場所です。

香水をつけるのにあまりおすすめできない場所はこちら

髪の毛

香水にはアルコールが多く含まれるので、髪の毛につけると髪のダメージに繋がります。
髪の毛を良い香りにしたい場合は、専用のヘア・フレグランスやヘアオイルなどを使用するのがおすすめです。

足の裏や脇など

足の裏や脇は汗腺が多く、汗をかきやすい部位なので汗のニオイと混ざったり、香水が汗で流れたりしやすい部位です。香水をつける際はこれらの部位を避けるようにしましょう。

においを抑えたうえでつける

香水とは、本来自らの体臭と組み合わせて楽しむもの。
ですが体臭がキツイと香水の香りの邪魔になったり、自分の好きな香りを楽しめない原因になったりしてしまいます。
香水で体臭や汗のニオイを誤魔化そうとするのではなく、体臭や汗臭が気になる場合は消臭効果の高いデオドラントクリームやスプレーなどを使用し、ニオイを抑えてから香水をつけるのがおすすめです。

まとめ:臭い改善も行いつつ、香りを楽しみましょう

体臭の強い人が香水を使用する際は、臭いの改善・対策はマストです。
ですが、きちんと対策を行えば好きな香りを楽しむ事だって、それで嫌な体臭を隠す事だって可能です!
きちんとケアして、香りを楽しみながら体臭対策をしていきましょう。

この記事を書いた人

r.t

歯科衛生士
スキンケアアドバイザー


2匹のチワワと暮らしています。
ペットとの生活臭が気になるところから、体臭などの全身の臭いケアについても勉強するようになりました。

歯科衛生士として都内のクリニックに4年勤めたのち、現在は化粧品メーカーに勤務する傍ら美容について日々勉強しています。

歯科衛生士の視点とスキンケアアドバイザーの視点から、気になる臭いのケアについてご紹介していきたいと思います。

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ペットとの生活臭が気になるところから、体臭などの全身の臭いケアについても勉強するようになりました。

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