臭いラボ

男性も「すそわきが」になる?チェック方法から対策まで!

彼女との性行為の時や銭湯やトイレでも、避けられてる気がする…もしかして自分は臭っているのではないかと不安になっている場合には、まずその臭いの種類と原因を確認しましょう。すそわきがは男でもなることはあります。その上で、適切なセルフケアをして臭い対策をしましょう。

すそわきがって男でもなるの?この症状は「すそわきが」?

自分のデリケートゾーンは臭うと感じ、すそわきがなのではないかという悩みを持つのは女性だけではありません。相対的に女性の方が多いと言われていますが、すそわきがは男性もなります。

すそわきがってどんな症状?

すそわきがは、一般的にワキガと呼ばれている腋臭症のうちの一つです。ワキガと言えば、脇の下の汗の臭いと思われている方が多いのですが、ワキガの臭いが発生する部位は脇だけではありません。
アポクリン汗腺というワキガの臭いを発生させる汗腺がある部位は

  • 脇の下
  • 乳輪
  • おへその周り
  • 耳の入り口から鼓膜までの耳の穴の中(外耳道)
  • デリケートゾーンと肛門の周辺
  • 鼻翼(鼻の両脇)
  • 鼻前庭(鼻の下)

上記のような部位に限られています。

臭いが発生する部位には個人差があり、すべての部位に臭いが発生するわけではありません。
それらの部位の中で、デリケートゾーンから臭いが発生するのは、すそわきがです。

すそわきがかどうかのチェック方法

デリケートゾーンの臭いは、すそわきがであるとは限りません。自分の臭いはすそわきがなのでは…?と疑いを感じている方は、次の項目をチェックしてみてください。

ワキガ体質の血縁関係者がいる
家族や血縁関係にある人にワキガの人がいるというような場合は、ワキガ体質である可能性が高く、すそわきがもある場合があります。

自分の脇に臭いがある・汗の量が多い
単なる汗臭さではない臭いがする、汗の量も多いというような場合には、アポクリン線からの汗が分泌されていると思われますので、すそわきがである可能性も高いです。

ガーゼを陰部にあてて数時間後に臭いを確認する
陰毛の部分にガーゼを当てておき、数時間後に臭いをチェックします。ワキガ特有の匂いがしたら、すそわきがの可能性が高いと言えます。

下着に黄ばみがつく
色付きの下着だと気がつかないこともありますが、白い下着を着用して、黄色っぽいシミがついた場合は、すそわきがの可能性があります。

耳垢が湿っている
外耳道の入り口付近には、剥がれた皮膚や大気中の汚れが混ざってできる耳垢を作る耳垢線があります。同じく外耳道にあるアポクリン汗腺からの汗と耳垢が混ざる為に、ワキガのある人は耳垢が湿っていることが多いのです。エクリン汗腺は耳の中には存在しないので、アポクリン汗腺が少ない、活動していないという状態であれば、耳の中は常に乾いています。

陰毛が濃い
陰部の毛が多いとアポクリン汗腺の数も同じように多く、毛が太いと、毛穴も大きくなり、アポクリン汗腺から分泌される汗の量もふえます。なぜなら、臭いのないエクリン汗腺からの汗は汗孔という表皮にある穴から分泌されますが、臭いを発生させるアポクリン汗腺から分泌される汗は毛穴から分泌されるからです。

 

 

すそわきが以外のデリケートゾーンの臭い

すそわきがではないのにデリケートゾーンが臭う原因として考えられるのは、陰部に溜まった恥垢や陰毛についた排泄物が蒸れて、殺菌が繁殖してしまうことです。女性の場合は、性病に感染するとデリケートゾーンから異臭がする場合がありますが、男性の場合は包茎や仮性包茎・カントン包茎の場合、皮の中に恥垢が溜まってしまったり、尿の汚れ、蒸れが原因となって臭ってきます。
したがってすそわきが以外のデリケートゾーンの臭いはほとんどの場合、汚れによるものだと考えてよいでしょう。
 

男性のすそわきがの原因は?


すそわきがの原因は、根本的な男女ともに同じです。ただし、臭いを強くしてしまう条件には、男性特有、女性特有のものがあります。まず、男女ともに共通するすそわきがの根本的な原因について確認しておきましょう。

すそわきがの原因は何?

ワキガの原因は汗です。汗には体温調節の為に分泌される汗と、情緒的な刺激によって分泌される汗の2種類があります。
体温調節の為に分泌される汗はエクリン腺という汗腺から分泌される汗です。唇以外のほぼ全身に分布していて、休止している汗腺も含めると、約300~400万個もあり、皮膚表面の体温調節の為、気温が上がったり、運動をしたりしたときに、体温の上昇を抑えるために分泌されます。エクリン腺から分泌される汗の99パーセント以上は水分ですが、ナトリウムイオン、黒ライドイオン、尿素、尿酸、アンモニア、アミノ酸、グルコース、乳酸も含まれています。このように水以外の成分も含まれて入るのですが、皮膚表面の開口部分から分泌されるので、空気に触れるまでは無色無臭です。分泌された汗が、皮脂や空気中の汚れと混ざると、皮膚表面の常在菌によって分解され、汗臭い臭いを発生させますが、ワキガの臭いとは異なります。

一方、ワキガの臭いを発生させる汗は、アポクリン線というエクリン腺よりも太い汗腺から分泌されます。
エクリン腺からの汗より量が多く、持続的に発汗します。アポクリン線から分泌される汗には、エクリン腺に含まれている成分に加えて、脂質とタンパク質も含まれています。これらの成分が皮膚表面に存在する常在菌によって分解され臭いを発生させることはエクリン腺の汗と同じです。しかしアポクリン線から分泌される汗に含まれる脂質が常在菌に分解されると、低級脂肪酸が作られてしまいます。この低級脂肪酸がワキガ独特の臭いを発生させるのです。

また、エクリン腺からのさらさらした汗とは違い、粘り気があり、黄色がかった色をしている為、衣類に黄色いシミを作ることがあります。
アポクリン線はワキガの人にだけ存在するのではなく、すべてのヒトの身体の特定の部位に分布しています。ワキガのある人、ない人がいる理由は、活動しているアポクリン線の数や汗の量の違いによるものです。
従って、ワキガが発生する部位が人によって異なる理由もそれと同じで、活動しているアポクリン線の多い部位、アポクリン線から分泌される汗の量が多い部位にワキガが発生します。

男性ならではのすそわきがの原因とは?

すそわきがの臭いを強くしてしまう男性特有の原因は、基礎代謝の高さによる発汗しやすい体質と、男性ホルモンによる皮脂の分泌量の多さです。体温が高く、汗と皮脂の量が多い為、陰部が蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすくなります。
さらに男性は、排尿後に陰部を拭かない人がほとんどなので、尿が陰部や下着に付着したままになっています。恥垢が溜まっていたり、精液がついたままになったりしていることもあります。その結果、それらの汚れを常在菌が分解して、臭いを発生させる雑菌が増殖してしまうのです。
 

男性のすそわきがの対策方法


脇のワキガよりすそわきがの治療法は少なく、さらに女性のすそわきがより男性のすそわきがの方が治療法が限られています。できる限りセルフケアをし、どうしても改善しない場合には、クリニックでの治療を視野にいれましょう。

常に清潔な状態を維持する

下着をこまめに取り換える 男性は女性と違って、下着を持ち歩くわけにもいかないと思います。せめて、帰宅時、就寝前、外出前などに下着を取り換えましょう。
通気性の良い下着を選ぶ 合成繊維の下着は通気性が悪く、陰部の蒸れをひどくしてしまいます。綿、絹などの天然繊維の素材で作られた下着は通気性が良いのでお勧めです。また、身体にぴったり密着するブリーフタイプより、トランクスタイプの方が通気性を損ないません。家で過ごす時には、下着だけではなくパンツもゆったりした通気性の良いデザインのものを選びましょう。
陰部を丁寧に洗う 陰部は複雑な構造をしているので、汚れが取り切れず、恥垢が溜まりやすい部位です。恥垢が溜まると臭いをひどくするので、丁寧に洗うことが大切です。

消臭・制汗・殺菌・抗菌効果のあるアイテムを使う

ワキガの臭いを軽減するアイテムの中には、すそわきがにも使えるタイプがあります。臭いと雑菌の繁殖を抑える効果があり、すそわきがの改善に役立ちます。
ただ、デリケートゾーンに使えるクリームや石鹸は女性向けの製品が多いので、購入しにくいかもしれませんが、男性でも効果は得られます。

デオドランドクリーム

脇のワキガ用のクリームは多数ありますが、陰部は皮膚が薄く弱い為、デリケートゾーンにも使えるタイプのデオドランドクリームを使いましょう。臭いを発生させるアポクリン線からの汗は毛穴から分泌されますので、陰毛の根元につけると効果的です。

ワキガ用の石鹸

消臭・殺菌・抗菌効果があり、さらに保湿効果もある薬用部外品の石鹸は、臭い対策に役立ちます。

衣類用消臭スプレー

衣類に臭いがつきにくくなります。衣類にスプレーし、乾いてから着用します。
 

 

食生活を見直す

偏った食生活は、身体の循環を悪くするので健康に悪いだけではなく、汗の質にも影響します。

汗の臭いを強くする食物の摂取を避ける

動物性たんぱく質や脂質、ジャンクフードを摂取すると、汗の中の脂質も増やしてしまいます。もともとアポクリン線から分泌される汗にはわずかながら脂質が含まれています。この脂質が常在菌に分解されて低級脂肪酸となり、ワキガ独特の臭いを発生させるのですが、食物からの脂質のせいでさらに脂質が増え、臭いもひどくなっていきます。

喫煙・アルコールの過剰摂取を避ける

アルコール、タバコは、汗の質をドロドロしたものに変えます。粘り気のある汗は、雑菌が増殖しやすいので、臭いも強くなってしまいます。
 

クリニックで治療を受ける

男性も受けられるクリニックでのわきが治療をご紹介します。

ビューホット

ビューホットという専用の機器でアポクリン線に高周波をあてて熱変性させ、臭いのもとを取り除きます。シェービング法でとり切れないような強い臭いも、手術直後から感じられなくなります。

ウルセラドライ


高密度焦点式超音波によってエクリン腺とアポクリン線に熱損傷を与えて破壊します。

ボトックス注射


アポクリン汗腺とエクリン汗腺の働きを抑制する注射です。効果が半年程度なので、継続的に繰り返して治療を受ける必要があります。
医療用レーザーによる脱毛 男性には抵抗のある治療だと思いますが、汚れの付着と蒸れを防げるので、臭いの軽減に役立ちます。
 

清潔に保って臭い対策を!

クリニックで治療を受けなくても、清潔を保つことと、石鹸やクリームなどの専用アイテムを使うことで、すそわきがの臭いは減らせます。
多くの場合、毎日入浴しているとはいえ、洗い方が雑、身体用の消臭効果の低い石鹸を使っているというような方法では、陰部の清潔は保てません。
専用の石鹸を使って丁寧に洗う、通気性の良い下着を選びまめに取り換える、デオドランドクリームを使う、自宅でくつろぐ時には通気性の良い服装で過ごすことを心がけましょう。