ため息をついた時に、ふと感じるその臭い。その原因は体内や口腔内の病気が関係している可能性があります。病気を治すことも大切ですが、ちょっとした生活習慣の見直しで臭い鼻息の予防と対策ができますので、今日から実践してみませんか。
鼻息が臭い原因は?
鼻息が臭い原因は、鼻だけではなく内蔵や口腔内の弱りやスキンケア不足も関係しています。一体、どんな原因が臭いに関係しているのでしょうか。
鼻の病気
鼻の病気によって症状や治療方法が異なるため、まずはどんな症状なのか確認しておくことが大切です。
副鼻腔炎(ちくのう症)
鼻水が黄色い、目の下や眉間が痛むなどの症状があります。風邪などウイルス性による鼻炎を発症することで副鼻腔炎になり、急性だと薬なしの治療も望めますが、慢性になると完治するまで時間が必要です。
副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻が臭い場合はこちらの記事もご覧ください。
萎縮性鼻炎(臭鼻症)
鼻の中が乾燥したり粘膜部分に黄色いかさぶたのような症状が起こるなど、鼻の粘膜が正常に機能せずイヤな臭いを発症させます。
アレルギー性鼻炎
花粉やホコリ、ダニなどのアレルギーに鼻が反応し、炎症が慢性化してしまうと鼻の奥から悪臭を感じる場合があります。治療せず放置してしまうと、慢性副鼻腔炎につながるケースもあるので注意が必要です。
内臓の病気
胃腸内が弱ると体内へ食べ物が消化・吸収される前に発酵してしまい、ガスが発生します。
このガスを腸内が吸収してしまうと血液に流れて肺へ運ばれます。これにより口臭だけではなく、鼻息から卵が腐ったようなニオイやアンモニア臭、ドブのような臭いを感じることが多くなります。鼻息が臭く感じる内臓の病気は胃潰瘍や肝硬変、糖尿病などです。
口腔内からのニオイ
虫歯や歯槽膿漏、口内炎などの口腔内トラブルが原因で、鼻呼吸をした時に臭いを感じる場合があります。食べ物のカスが発酵したことが原因でガスが発生したり、雑菌の繁殖による臭いなど、口と鼻はつながっているため鼻呼吸をする際に臭いモレが起こります。
嗅覚障害
鼻水が出たり詰まっていないのに臭いをあまり感じられない、またはいつもと違う臭いを鼻から感じます。風邪などのウイルスが原因で、ニオイを感じるセンサーを不安定にさせ障害を起こしています。
小鼻周辺の毛穴トラブル
小鼻周辺の毛穴が黒いポツポツした角栓が詰まっていると、鼻呼吸をする時に脂っぽい臭いがします。乾燥肌や食生活の乱れなどが原因で、皮脂の過剰分泌が原因で酸化し角栓ができてしまいます。
臭い鼻息の予防と対策方法
病気が原因で鼻息が臭い場合、病院で適切な治療をすることも大切ですが、日常生活でも臭いを抑えられる対策方法があります。
鼻うがいをする
専用の洗浄液を鼻の穴から入れ、鼻の中に入り込んだウイルスや雑菌などを洗い流します。片方の鼻の穴からキレイな洗浄液を入れ、もう片方の鼻穴から汚れた洗浄液を出して行います。喉のうがいと同じく鼻の奥の汚れをスッキリ出すことができるので、鼻息の臭いを改善できます。
口腔内を潤わす
口の中が乾燥するドライマウスになると、口腔内は雑菌繁殖により強い臭いを発生させます。口腔内の臭いが鼻息と一緒に感じるため、ガムを噛んだり水分補給をこまめにするなど、ドライマウスの状態が続かないようにしましょう。
鼻周りのクレンジングをする
鼻周辺が脂っぽい肌質の方は、毛穴に詰まった角栓を蒸しタオルなどを使って柔らかくし、クレンジングして汚れを落としましょう。洗顔後はしっかり保湿ケアすることで、皮脂の過剰分泌が治まり、鼻呼吸をした時の脂臭さを改善できます。
まとめ
鼻息が臭い原因は体内だけではなく、小鼻周辺のスキンケア不足も関係しています。日頃から対策することで、臭いから開放されますよ。まずは、意識して今できることから始めてみませんか。
臭いラボパートナー 編集部
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