加齢臭に香水は大丈夫?効果的な付け方

加齢臭に香水は大丈夫?効果的な付け方

今回は加齢臭対策に利用する香水の知識や付け方を紹介していきます。

加齢臭は年齢とともに誰しもが抱える悩みですが、イヤなニオイを放置しておくと、周囲から煙たがられる可能性が高まります。どんなに仕事ができて尊敬できる人柄であったとしても、「あの人クサい」というちょっとしたマイナスイメージだけで評価は下がってしまうものです。

ただし、何の知識もなく、ただ香水を振りかけるだけでは逆効果となります。加齢臭のイヤなニオイを香水が際立たせるという最悪の結末にいたってしまう恐れも。

そこで、加齢臭に適した香水の種類や、香水をつける箇所などを徹底的に解説してきます。これからは加齢臭も気にならない、良い香りでイメージアップした自分に生まれ変われるでしょう。

香水で加齢臭は消せない

加齢臭という言葉を聞いたことがない人は少ないでしょう。私たち人間からは年をとると自然に体からニオイを発し、それが周りの人の鼻を刺激してしまいます。特に、40代から発生し、50代半ば頃にニオイがきつくなる現象が「加齢臭」です。

加齢臭は古いタンスのような生臭いニオイで、チーズやろうそくのようなニオイにも例えられます。自分では気付きにくい加齢臭なので、年齢を重ねれば必ず発生するものと心得て、事前に対策を講じることが不可欠です。

加齢臭の対策として一番に挙げられるのが「香水」でしょう。香水はいつでも気軽に使うことができて、なおかつ体臭を押さえてくれる効果があります。しかし、香水で加齢臭をカバーすることは可能ですが、ニオイを完全に消すことはできません。なぜなら、香水は「消臭するもの」ではなく、あくまで「香りを足す」ことがメインの機能だからです。

もし、あなたが自分の加齢臭を消すために香水を使ったとしたら、体からは余計に異臭が放つようになるかもしれません。香水の香りと加齢臭のニオイが混ざって、イヤなニオイがより強烈になる可能性もあるので、次の項目をしっかりとご確認ください。

付け方を間違えれば加齢臭が更に強烈になる

香水の役割は香りを付け足すことです。つまり、現在の体臭はそのままに、さらにその上から新しいニオイを足し算することを指します。このことを覚えておかないと、加齢臭を消すことはおろか、余計にイヤなニオイを振りまいてしまうでしょう。

香水の効果を知らない人が、考えもなしに使ってしまうと以下のようになります。

  1. 加齢臭を消そうと香水をかける
  2. 香水をつけても加齢臭が残っていることに気付く
  3. 加齢臭を消そうと、さらに香水をかける
  4. ますますニオイがきつくなる

すると、何度も香水を使って強烈なニオイが発生することになり、加齢臭の臭みと混じりあって、最終的には異臭になってしまいます。もともとの加齢臭は香水では消せないので、香水によって常に異なるニオイを上書きしてしまうのです。

そのため、香水を使うときは、加齢臭に適切なものを厳選する必要があります。また、香水をつける位置や適量を間違ってしまうと、逆に周りから「クサい」と思われてしまうので、正しい香水の付け方も学んでいきましょう。

デオドラントクリームなどで加齢臭を抑えてから

まずはデオドラントクリーム等で臭いを抑えてから香水を付けるといった旨を説明
無香料のデオドラントじゃないとダメといった旨も説明

香水をつけるには、まずニオイの元となる体臭をしっかりと取り除かなければなりません。加齢臭などのニオイを消すことを怠ると、先ほど紹介したように香水とイヤなニオイが混じり合って異臭に変わってしまいます。

そこで、香水を使う前にデオドラントクリームなどで体を無臭状態にしておきます。デオドラントクリーム以外にも消臭スプレーやミョウバンスプレーを利用しても、ある程度のニオイを抑えることが可能です。

しっかりとニオイの元を絶ちきった後、ようやく香水の出番となります。ここからは、加齢臭対策に使える香水の種類を紹介していきますので、一度ご参考にしてください。

加齢臭に使える香水

加齢臭は男性に限った話ではなく、女性にも発生します。男性と女性では、加齢臭が発生する年代や臭い方に若干の違いはありますが、しっかりと消臭してから香水を使うことには変わりありません。

また、男性と女性によって加齢臭に効果的な香水の種類が異なります。まずは男性におすすめの香水から紹介していきますので、自分に合ったものを選んでみましょう。

男性はシトラス系を選ぼう

男性にはシトラス系の香りがおすすめです。シトラスとは柑橘系の香りがするものを指します。

柑橘類の香りは生臭いニオイを防ぐために最適です。生臭さは加齢臭の代表的なニオイなので、シトラスの香りでイヤなニオイを抑制し、ほんのり良い香りで体臭をカバーできます。

こまめに付け足す

シトラス系の香りは、ほんのり爽やかな香りをもたらすため、周囲の人へも心地よい感覚を生ませます。しかし、香りのもとは空気中に流れやすく、約3~4時間ほど経過すれば消えてしまいます。

シトラス系の香水をつけるときは、だいたい2時間をベースにこまめに付け足すことを覚えておきましょう。

女性はラベンダー系かローズマリー系を選ぼう

女性にはラベンダー系、もしくはローズマリー系の香水がおすすめです。

ラベンダーは人気の高い香りで、多くの人にその良さが認識されています。もともとは浴室や衣類の香りづけとして利用されてきたこともあり、香りの良さだかでなくリラックス効果も高いです。

またローズマリーは地中海沿岸地方から採れたハーブで、清々しい香りが特徴。抗酸化作用もあるため、若返りのためのハーブとしても知られています。

どちらも消臭効果が高く、加齢臭のような強いニオイの抑制にも役立ちます。しっかりとニオイの元を取り除き、その後に良い香りを付け足す効果があるのです。

つけすぎに注意

ラベンダーやローズマリーの香りは、一度体につけるとなかなか消えません。その香りは約5~6時間持続するため、シトラス系の香水のように何度も付け足すと、逆にニオイがきつくなってしまいます。

1日に1~2回つけるだけでも十分な香りを維持するので、つけすぎには注意しましょう。

加齢臭と相性が悪い香い

加齢臭の原因は、高齢になるに従って分泌量が増えるヘキサデセン酸や過酸化脂質です。ヘキサデセン酸や過酸化脂質が活発化すると、皮膚の常在菌によって分解されノネナールと呼ばれる物質へ変化します。

ノネナールが発生することで体からは生臭いニオイがするため、そのまま加齢臭へ繋がるのです。シナモンやラベンダー、ローズマリーといった香りはノネナールのニオイをうまく軽減させる効果があるので、香水によって良い香りが生まれます。

一方、ノネナールとは相性の悪い香りも存在します。たとえば、ムスクやサンダルウッドといった甘い香りを発生させる香水は、その甘さがノネナールのニオイを強調させ、加齢臭と混じりあってイヤなニオイを感じさせるのです。

香水を付ける場所と付け方

香水を付ける場所は体温が高くなる場所が基本です。
人間の体の中で体温が高まりやすい耳の後ろからうなじにかけて、腕の関節部分(ひじの表側)や手首、足首といった部位が好ましいです。
そのほか、太ももの内側、ひざの裏、腰回りなどもあります。
さらにおへそにつけると効果的ともいわれています。

特に、首筋あたりはノネナールが発生しやすい位置なので、加齢臭対策にはうなじあたりに利用すると効果が高まります。体温が高まりやすいところは香水の香りを強め、より長く香りが持続する効果があるのです。

一方、香水を付けるのを控えた方が良いのは、汗をかきやすい箇所です。たとえば、ワキ、背中、足の裏などは季節を問わず汗が発生しやすいので、避けるほうが良いでしょう。せっかくつけた香水が汗とともに蒸発してしまったり、汗臭のニオイと混じりあって逆効果になってしまうことがあります。

また、暑い季節になると首筋も汗をかきやすいため、時期に合わせて手首や足首につけるなどの工夫が必要です。

加齢臭の香水選びは慎重に!

今回は加齢臭対策のための香水選びを紹介してきました。記事の中でも紹介しましたが、香水をつける際の注意点、ポイントになる部分は以下の通りです。

  • 香水をつける前に加齢臭のニオイを消しておく
  • 男性はシトラス系の香水を1日に3~4回ほどつける
  • 女性はラベンダー系、ローズマリー系の香水を1日に1~2回ほどつける
  • ムスクやサンダルウッドの香りは加齢臭を際立たせる
  • 体温の高まりやすいうなじや手首に使う

香水はニオイを消すためではなく、新しい香りづけを行うものなので、まずはデオドラントクリームなどで加齢臭を消臭してから行いましょう。正しい香水の使い方が分かれば、イヤなニオイを気にすることもありません。周りからは「良い香りのする人」として認識してもらえるでしょう。

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臭いラボパートナー 編集部

医師監修と言われている情報でさえも信憑性が低いものがある昨今、臭いラボパートナー編集部が信頼性の高い情報を発信します。 体臭や口臭など臭いに関することなら幅広く何でも紹介。 健康にかかわることですので、資格として医学博士、日本医師会認定産業医など医師としての資格はさまざまありますが、そういった資格を所持した専門医に相談することもおすすめします。

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