デリケートゾーン臭ってない?今すぐ始める簡単対策 !

デリケートゾーン臭ってない?今すぐ始める簡単対策 !

口には出さないけど、実はみんなすごく気にしているのがデリケートゾーンのにおい。
デリケートゾーンに臭いがある女性に対して、実に8割以上の男性があまり良くない印象を持ってしまうんだとか。

今回は、そんなデリケートゾーンのニオイの原因や対策方法を紹介します!

デリケートゾーンが臭う原因

デリケートゾーンが臭う原因は一つではありません。
複合的な理由によるものや、病気によるもの、女性なら誰しも経験する生理が原因になることも!

原因別に、においの発生メカニズムを見ていきましょう。

菌の繁殖によるもの

人間の身体には、もともと免疫力を保つために一定数の菌が存在します。
正常な状態だとこの菌は特に悪さはしませんが、過剰に増えてしまうと臭いを放つ原因となってしまいます。
菌は、湿っぽく暖かい場所で皮脂や汗、肌の角質や汚れをエサに繁殖します。
特に女性はストッキングやタイツ、通気性の悪い下着などが原因でデリケートゾーンが湿っぽく暖かい状態が保たれるため雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

それでなくともデリケートゾーンは尿やおりものが原因で菌が繁殖しやすい状態なので、雑菌がどんどん繁殖し臭いが発生します。

尿やおりもの、体の雑菌が原因の臭いの特徴は

  • 汗くさいときのような独特の酸っぱいにおい
  • アンモニア臭

などが挙げられます。
また、膣の自浄作用が低下することでも雑菌が繁殖しやすくなり、臭う場合があります。

生理によるもの

生理中は、ナプキンの着用や出血により普段よりも
デリケートゾーンがムレやすくなるので、臭いが発生しやすくなります。
また、生理の血は排出されたばかりのときは無臭ですが、空気に触れて酸化することで臭いが発生します。

臭いの特徴として

  • 生臭い
  • チーズ臭い

といった特徴が挙げられます。
経血は雑菌の栄養になりますし、ナプキンをこまめに変えないことでデリケートゾーンが蒸れ、細菌の繁殖もしやすくなってしまいます。
すると当然臭いが発生するリスクも高まることになってしまいますね。

普段臭いが気にならない人でも生理中は気になるのはこのためです。

すそわきがによるもの

「スソワキガ(スソガ)」とはワキガと同じで
アポクリン腺から発生する汗によって発生するデリケートゾーンの臭いです。

臭いの特徴として

  • ネギのような臭い
  • お酢のような臭い(すっぱい臭い)
  • 鉛筆の芯のような臭い
  • 納豆の臭い

などがあると言われています。
ワキガと同じ臭いの場合もありますが、デリケートゾーンはワキよりも蒸れやすいので独特なにおいが発生することが多いと言われています。

傾向としてはワキガの人、耳垢が湿っていたりネバつく人、アンダーヘア(陰毛)の毛が濃い人、汗の黄色いシミが服や下着についてしまう人などが当てはまることが多いです。
(※ただし、すべての人がそうであるとは限りません)

病気によるもの

デリケートゾーンの強烈な臭いの原因として、病気の可能性があります。

いつもは臭いを感じたことはないのに、急に強い臭いを感じるようになったと場合、臭いだけでなく痒みや外陰部へのただれ、腹痛などの複合的な症状がある場合は一度婦人科などで検査をしてみることをおすすめします。

具体的には
デリケートゾーンの病気一覧

性感染症は、性交渉を行っていなかったとしても免疫力や体力が低下しているときに膣の炎症や温泉、公衆トイレなどから感染・発症してしまう場合もあります。

「性交渉をしていないから性病ではない」と考えるのは危険です。
症状が当てはまると思ったら、早めに病院へ行きましょう。

食事によるもの

じつは、日々の食事によってもデリケートゾーンの臭いがキツくなることがあります。
デリケートゾーンの臭いがキツくなる食事として

  • お肉類
  • 脂肪分が多く含まれる食べ物
  • 香辛料が多く含まれる食べ物
  • お酒などアルコール類
  • ニラやニンニク
  • 揚げ物や添加物の多い食事

などが挙げられます。

これらの食材は、デリケートゾーンだけではなく全身の臭いをキツくする食べ物として有名ですね。

肉類は腸の中で悪玉菌を増加させる原因となりますし、脂肪分が多い食べ物を食べると身体に脂肪がつき、皮脂の分泌量も増加します。
皮脂の分泌が過剰になると酸化した皮脂が雑菌に分解されることで悪臭を放ち、体臭が強くなります。

また、香辛料は消化する時に「亜硫酸ガス」という刺激臭を発しながら血液に溶け込み、体内を循環します。
お酒などのアルコール類も体内で分解する際に「アセトアルデヒド」という悪臭物質が発生。
「亜硫酸ガス」と同じく血液に溶け込んで肺(息)や毛穴から臭いを放つようになります。

ニンニクやカレーなどのスパイスがたくさん入った食事を食べたあと、お酒をたくさん飲んだ後などに息が臭くなるのはこれが原因です。

血中をめぐる悪臭物質は当然デリケートゾーンにも循環してきます。
そうするとデリケートゾーンは身体の他の部位に比べ通気性が悪いので、臭いを外に逃がすことが難しく、悪臭がしやすくなってしまうのです。

また、揚げ物や添加物の多い食事も酸化を促すため、臭いが発生しやすくなると言われています。

自己臭恐怖症の可能性も?

もしかしたら私は他の人より臭いかもしれない、生活習慣もあまり良くないし臭いに決まってる!などの思い込みや、過去に臭いと言われたことが辛いトラウマのようになってしまい、実は臭くないのに臭いと思い込んでしまう自己臭恐怖症という症例もあります。

もしかするとそういった負のスパイラルに落ち込んでしまっているかもしれないと思ったならこちらの記事もお読みになってみてください。

 

正しい対策方法とは?

誰しも臭ってしまう可能性があるデリケートゾーン。
それではデリケートゾーンの臭いの正しい対策方法をご紹介します。

専用の石鹸をつかう

デリケートゾーンを洗うときは専用の石鹸を使うようにしましょう。

市販で売られているボディソープや身体用の石鹸は刺激が強く、体の中でも特に皮膚の薄いデリケートゾーンには刺激が強すぎる場合があります。
また、本来肌に必要な常在菌までも洗い流し、膣内やデリケートゾーンで雑菌が繁殖しやすくなる原因となってしまう場合があります。

デリケートゾーン専用の商品は低刺激で泡立ちもなめらかなので、刺激も少なくデリケートゾーン周辺を清潔に保つことができます。

また、専用の商品は黒ずみを抑える成分やかゆみを抑える成分が配合されるものもあるので、気になる悩みによって石鹸を選ぶと良いでしょう。

アンダーヘアのお手入れをする

アンダーヘアの量が多かったり毛が濃いとムレの原因になったり雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

お手入れをすることで通気性が向上しムレを防止するだけでなく、毛に汚れが付着したり雑菌が繁殖したりするのを軽減することもできます。

アンダーヘアをすべてなくしてしまうのではなく、量を減らしたり短くカットしたりするだけでもだいぶ変わるので他の方法と併せてケアしてみるのもおススメです。

通気性のよい下着や洋服を着用する

下着はついデザインの可愛いものを選びがちですが、素材選びも重要です。
ポリエステルやナイロン素材のものはかわいいデザインも多いですが通気性が悪く、臭い対策という意味ではマイナス。

通気性のよいコットン(綿)やリネン(亜麻)、シルクなどの素材のものをなるべく使用するようにしましょう。

また下着の素材だけではなくストッキングやガードル、スキニージーンズなど、密着度の高い服や締め付けの強いインナーもムレやすくなる原因のひとつ。

臭いが気になるときは腰まわりのゆったりとしたパンツやスカートなど、通気性の良い洋服を選ぶようにするのも重要なポイントです。

ナプキンをこまめに変える

最近では吸収量が多く長時間つけることが可能なナプキンも多く、ナプキンをあまりこまめに変えない人も多いのではないでしょうか。
じつはほとんど汚れていないように見えるナプキンでも、同じナプキンを使い続けると時間と共に雑菌は繁殖していきます。

するとムレた臭いの原因に。

見た目の経血の量にかかわらず、2~3時間を目安にナプキンは交換するようにすると良いでしょう。

タンポンを併用する

タンポンを使用すると経血が膣の外に出ないことでデリケートゾーンが湿った状態になりづらくなり、雑菌の繁殖を抑えるためムレ・臭い対策としてはおススメです。

また、経血が空気に触れて酸化することもないので、経血自体のにおいを抑えることもできます。
臭い・ムレケアとしてはかなり有効な手と言えますね。

布ナプキンを使う

布ナプキンは通気性に優れているのでムレ対策におススメです。また、紙ナプキンだとかぶれてしまう人などにも人気のようですね。

ロフトや東急ハンズのような量販店やドラッグストア、通販などで購入が可能ですが自分でかわいい布を買ったり、古着のシャツを使用したりして作る人もいるようです。

食事を見直す

野菜・ヨーグルト・果物等の食材イメージ画像
臭いを悪化させてしまう食べ物があれば、臭いを軽減させてくれる食べ物もあります。
臭い対策として積極的に摂取したい食品をいくつかご紹介します!

ヨーグルト

ヨーグルトには乳酸菌がたくさん含まれています。
乳酸菌は腸内の環境を整え、雑菌の繁殖やにおいを解消するのに非常に効果的と言われています。

野菜やくだもの

野菜やくだものには抗酸化作用のある栄養素がたくさん入っています。

  • βカロチン
  • ビタミンC
  • イソフラボン
  • ビタミンE

などが多く含まれる緑黄色野菜やくだものを積極的に摂取することで臭いを抑えてくれる働きが期待できます。

アルカリ性の食品や食物繊維の多い食品

体臭の主な原因は酸性の食品や酸化した食品です。
アルカリ性の食品を食べることで臭いの原因となる「酸」を中和させ、臭いを軽減させることができます。

ちなみに、この「アルカリ性」や「酸性」というのはpHのことではなく、「食品に含まれる“ミネラル”が酸性かアルカリ性か」で判断します。

  • リンや硫黄を含む食品は「酸性」
  • ナトリウムやカリウム、マグネシウム、カルシウムなどを含む食品は「アルカリ性」

となります。これらのミネラルをたくさん含む食品を食べることで、臭いの発生を抑えられるという事ですね。

ただし、何事もやりすぎは良くないですし、特にナトリウム(塩分)の摂りすぎは体に悪いので注意しましょう。

また、食物繊維は腸内環境のバランスを良くし臭いの原因物質の排出を促します。
積極的に食べると良いでしょう。

デオドラントクリームなど、ニオイケアアイテムを使用する

最近はデリケートゾーン専用のケアアイテムも豊富なのをご存知でしょうか。
専用の石鹸だけでなく、デオドラントクリームや拭き取りシート、保湿ローションなどいろいろなアイテムが存在します。

デオドラントクリーム

デオドラントクリームは、文字通り臭いを抑える効果があります。

殺菌効果を持つものや、汗を抑えてムレを防止し、臭いを抑える商品まで色々な種類があります。
臭いが気になる人は使ってみると良いでしょう。

ただし粘膜部分には使えないものが多いので、粘膜部分への使用は控えるか使用前にメーカーに問い合わせると良いでしょう。

拭き取りシート

こちらはウエットシートとして販売されているものから、ペーパーにスプレーするタイプ(こちらはシートというより液体)などいろいろなタイプがありますが、使い勝手が良いのはウエットシートタイプでしょうか。

気になるときにサッと拭くだけで、まるでシャワーを浴びたあとのようにサッパリしたという感想も多く聞かれます。

デリケートゾーンを拭くことで汗や皮脂、雑菌などをぬぐい取ることができるので、臭いの原因もキレイにすることができ、気持ちも爽快になるので生理中や夏場などムレて憂鬱な時期はおススメです。

ただし、使いすぎや強くこすることはあまりよくありませんので、適度に使用するようにしましょう。

保湿ローションやオイルなどを使用する

皮膚が乾燥すると肌がアルカリ性に傾きます。すると、雑菌が繁殖しやすい肌環境になってしまいます。

また、肌が乾燥すると角質組織が正常に機能せず、肌のターンオーバーがうまく行かなくなっている状態です。すると、古い角質をエサにやはり雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

保湿効果のある化粧品を使うことで肌のターンオーバー正常化にもつながりますので、
保湿ケアも重要な要素だと言えるでしょう。

膣専用ジェルなどを使用する

乳酸菌配合のジェルを使用することで、膣内の環境を整えます。
また、ビデなども終わりかけの生理を優しく洗浄する効果などがあります。

どちらも使いすぎはあまりお勧めできないので、よく商品の説明を読んで清潔に使用しましょう。

要注意!?逆効果になる対策法

普通の石鹸で洗う

デリケートゾーンはその名の通り、非常にデリケートです。
実際、太ももの付け根部分など触ってみると他の部位よりも皮膚が薄く感じますよね。

そんなデリケートゾーンを普通の石鹸でごしごし洗ってしまうと、皮膚に必要な善玉菌まで洗い流してしまい、悪玉菌が繁殖しやすい環境になってしまったり、刺激の強い石鹸だとしみたりすることが考えられます。

清潔に保ちたい!と思うのは大事なことですので、デリケートな場所はしっかりと専用のアイテムを使ってケアしてあげましょう。

香水などでごまかす

香水の強い良い香りによって嫌な臭いを感じないようにするのをマスキング消臭といいます。

軽度の臭いの人にとっては効果がありますが、臭いがキツイ人だと悪臭と香水の臭いが混ざって、原因解決どことかより強烈な悪臭になることも!

根本的な解決にはならないので、正しいケアで臭いを抑えるようにしましょう。

まとめ

デリケートゾーンの気になる臭い、きちんとケアすれば改善は可能です!
諦めないで、しっかりと自分にあった対策をして自信を持てるようになりましょう!

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歯科衛生士 スキンケアアドバイザー 2匹のチワワと暮らしています。 ペットとの生活臭が気になるところから、体臭などの全身の臭いケアについても勉強するようになりました。 歯科衛生士として都内のクリニックに4年勤めたのち、現在は化粧品メーカーに勤務する傍ら美容について日々勉強しています。 歯科衛生士の視点とスキンケアアドバイザーの視点から、気になる臭いのケアについてご紹介していきたいと思います。

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