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やっと生理が終わったのにおりものの臭いが強くて不快な気分になる、下着がくさい、茶色やピンク色のおりものが出ることがあるなど、生理後には、数日間おりものに変化が現れます。生理のあとに、くさいと感じる原因と対策について考えてみましょう。
生理後の臭いの原因とは?
生理後の臭いの主な原因は、雑菌の繁殖と生理の残りの経血です。経血は無臭ですが、生理の後の経血には、臭いが発生しているのです。
生理後のデリケートゾーンの臭い
生理中の経血で、デリケートゾーンに雑菌が繁殖していると臭いが発生します。ナプキンで蒸れていたため、経血や古い角質をエサにして雑菌が繁殖しやすい状態になっていたことや、抵抗力がホルモンバランスの変化で低下し、低下していたことが雑菌の繁殖をより活性化させていたからです。タンポンを使用すると、蒸れが防げ、経血が空気に触れて酸化し、臭いを発生することも避けられます。
生理後のおりものの臭い
生理後、膣内にはわずかながら経血が残っていて、少しずつゆっくりとおりものに混ざって排出されます。残った経血は膣内にとどまっている間にすでに酸化しているので、経血量の多い時の経血とは違って臭いを発生しています。さらに、デリケートゾーンに繁殖している雑菌と混ざり合って、より生臭い臭いが強くなってしまうのです。臭いが強い場合には、膣内に特殊な雑菌が増殖して細菌性膣炎を起こしている場合があります。
生理後の臭いの対策
生理後のおりものの臭いが強くさせている原因を解決する為には、デリケートゾーンを止血に維持することが大切です。清潔な状態を維持する為の具体的な対策を確認しまいきましょう。
ナプキンやおりものシートをこまめに取り替える
経血量が多い時は、どんなに忙しくてもまめにナプキンを取り換えるものです。ところが経血量が減ってくる時期には、忙しさに紛れてナプキンを取り換える回数が減ってしまうことはありませんか?経血量が多い時と違って、生理後の残り経血は、すでに酸化している為、少量でも臭いが強いことが特徴です。生理の終わりかけにはナプキン、生理後にはおりものシートをこまめに取り換える必要があります。ナプキンに汚れがついていなくても、トイレに行くたびに交換する、トイレの回数が少ない人は、2~3時間に1回は交換しましょう。また、布製のナプキンたおりものシートを使うことも臭いの発生を抑えます。なぜなら紙製のナプキンやおりものシートには、吸収して固めるという機能を高める化学物質が含まれているからです。この化学物質には経血が混ざると臭いが発生するという性質があります。その為、経血が混じったおりものに反応して臭いを発生させます。
デリケートゾーン専用の石鹸を使う
臭いが気になると、石鹸をたくさんつけてデリケートゾーンを洗いたくなります。確かに洗うことは、臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑え、清潔な状態を保つ為には大切なことなのです。ただ、注意しなくてはならないのは、デリケートゾーンが、身体の他の部位に比べて皮膚が薄く、粘膜も多いということです。石鹸の成分による刺激で痛みを感じたり、黒ずんでしまったりする恐れがあります。デリケートゾーンを洗う時には、弱酸性で泡立てやすいタイプのデリケートゾーン専用の石鹸を使いましょう。デリケートゾーン専用の石鹸には、かゆみを抑えるタイプ、黒ずみを予防するタイプなどいくつかのタイプがあります。臭い対策としてデリケートゾーン専用の石鹸を使い場合には、イソプロピルメチルフェノール、ミコナゾール硝酸塩などの殺菌、消毒効果のある成分、茶葉エキス、ミョウバンなどの消臭効果のある成分、イソフラボンなどの発汗抑制効果のある成分が配合されているタイプを選びましょう。
泡立てやすく、香りのよいオーガニック石鹸をご紹介します。
ピーチジョン デリケートウォッシュオイル石鹸
出典:https://regular.peachjohn.co.jp
無農薬で作られた果物やハーブで作られた肌に優しいデリケートゾーン専用の石鹸です。オイルで浮かせて洗うので、臭いを強くする古い角質も取り除けます。
アンティアン Delicate soap
植物油を主原料とした刺激が少ないベビーソープと同じ石鹸をベースにして作られた殺菌力とデオドラント効果の高いデリケートゾーン専用の石鹸です。オーガニック栽培されたローズマリーとラベンダー精油を配合されています。
アンボーテ フェミニーナウォッシュ
世界統一基準のCOSMOSの基準を満たすオーガニック栽培で作られたダマスクローズ、エルダーフラワーなどの花や、キイチゴ、サジーなどのベリー類で作られたデオドラント効果の高いデリケートゾーン専用の石鹸です。
膣洗浄を行う
膣内に残った経血を洗い流す方法として、膣内洗浄があります。膣炎や外陰炎などの治療の為に、産婦人科で行われることもありますが、ビデを使って自分ですることもできます。
デリケートゾーンを丁寧に洗っても、膣内まではきれいにすることができないので、臭いが取り切れないと感じた場合には、膣洗浄も選択肢の一つです。
ただし、膣洗浄は細菌類などが侵入することを防ぐ自浄作用という膣の機能を低下させることも忘れてはなりません。自浄作用が低下すると、膣の抵抗力が低下して、炎症を起こす、性病に感染しやすくなるなどのリスクが高まってしまいます。その結果、子宮内膜の粘膜に炎症がおこる子宮内膜炎を発症してすることもあります。子宮内膜炎は慢性になると、不妊症に繋がる怖い病気です。
そのようなリスクを避ける為には、続けて使用しない、生理直後にどうしてもにおいが気になるときだけに限って使用するという使い方をする必要があります。治療目的以外にはするべきではないという考え方をする婦人科の医師もいらっしゃいます。
病院・婦人科での膣洗浄の費用について
病院 婦人科で膣洗浄を受ける場合、保険適用で初診料も含めると1,000円程度の費用がかかります。
使い捨てビデ インクリア
抵抗が少ない流線形でスムーズに挿入可能。ワンプッシュでゆっくり押し出せるので簡単。
コンパクトなサイズなのでぽーちに入れての持ち運びも便利。
プチシャワー・セペ
出典:http://www.marusan-sangyo.co.jp
殺菌成分や防腐剤等を使用していない精製水のシャワーで膣内の残血やおりものを洗い流してくれます。ボトルの中になめらかノズルが内臓されているため、最初から精製水で濡れているのでスムーズに挿入できます。
オカモト クリーンシャワー
ソフトな素材のノズルで角度を変えて抵抗なく挿入できるジャバラ設計で優しい設計。
病気による臭いの場合も
生理後のおりものの臭いは、ほとんどの場合、病気ではありませんが、おりものの色や形状、臭いの種類によっては、病気の可能性もあります。
✔灰色がかった色で水っぽく、魚の腐ったような臭いがする…細菌性膣症
✔臭いはないが白くポロポロしている、又はクリーム状になっている…カンジダ膣炎
✔臭いはないが膿のような色をしている‥‥淋菌感染症
✔強い臭いがあり、黄色い泡状になっている…トリコモナス膣炎
✔赤褐色、茶褐色、ピンク色…子宮頸がんなどの婦人科系の病気による不正出血
まずはセルフケア、それでも気になったら病院へ
ナプキンをこまめに交換する、デリケートゾーンを専用の石鹸で丁寧に洗う まずこの2つを試してみてください。それでもにおいが気になる場合には、使い捨てビデで回数を限って使ってみてください。その後も臭いが強い、又はおりものの形状や色に異常を感じた場合には、クリニックで診察を受けることをおすすめします。
ニックで診察を受けることをおすすめします。
生理前の臭いや生理中の口臭など、生理と関わる臭いについてもっと詳しくしりたい人はこちらの記事をご覧下さい。
臭いラボパートナー 編集部
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