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こんにちは!アロマセラピストのmanomanoです。今回は、ストレス解消に効果的なアロマオイルをご紹介します。現代社会はストレス社会といわれるほど、私たちは心身ともに常にストレスフルな状態にいます。ある程度のストレスは、自己成長のために必要不可欠ですが、過度のストレスは心身のバランスを乱し、不調を引き起こす原因となります。不眠や食欲減退又は食欲増加、女性の場合は、ホルモンバランスの乱れからの生理不順など、人によってさまざまな症状が出てきます。そこで、ストレス解消に効果のあるアロマオイルを紹介し、その簡単な使い方を説明していきます。
ストレスのタイプごとおすすめのアロマが違う
もともとストレスとは、外的刺激によって引き起こされる心理的、身体的反応のことをいいます。この外的刺激というのは、例えば、急激な気温の変化、地震、台風などの天災から、騒音、排気ガス、過労、不眠、病気、対人関係、仕事上の問題、緊張や不安など、様々なものが挙げられます。そのため、心や身体に出てくるストレス反応も様々です。そこで、ストレスのタイプによって使用する精油を変えることで、効果的にストレスを解消することができます。
イライラした気持ちを落ち着かせたいとき
イライラした気持ちを落ち着かせたいときは、サンダルウッドやフランキンセンスなど心を鎮める働きの強い精油がおすすめです。そこに、オレンジやマンダリンなどの柑橘系のエッセンシャルオイルやカモミール・ローマン、ローズウッド、ラベンダーなど優しい香りの精油をブレンドすると、緊張を和らげ、心を鎮め、心のバランスを整える効果が期待できます。
鬱など不安や心配を和らげたいとき
不安や心配から鬱々とした気分のときは、抗うつ作用のある精油を選ぶと良いでしょう。イランイラン、ネロリ、フランキンセンス、ベチバー、マンダリンやベルガモットなどの柑橘系、ラベンダー、ローズなどがおすすめです。リラックス系の精油は候補が多いので、基本的に自分が心地よく感じる香りを選択するのがベストです。
暗く沈んだ気持ちを前向きにしたいとき
暗く沈んでしまい気力が出ないときは、体を温め、心身を活性化する精油を選びましょう。レモンやレモングラスに含まれるシトラールやリモネンという成分には、心をリフレッシュさせ活性化する効果が期待できます。また、ジンジャーやブラックペッパーは血行を促進させるのでオススメです。
モヤモヤをすっきりさせたいとき
自分に自信が無くなってモヤモヤしているときは、イランイランやジャスミンなど不安を解消し気分を高揚させるエッセンシャルオイルがおすすめです。さらに、グレープフルーツやレモンなどの爽快な香りで活力を向上させると、物事をポジティブに受け止められるようになるでしょう。
専用グッズがなくても自宅で手軽にできるアロマ
アロマを楽しむためには高価な専用グッズが必要だと思っている人が多いかもしれません。確かに、数万円もするような芳香器など、たくさんの商品が売り出されていますが、もっと手軽に簡単にアロマを楽しむ方法はたくさんあります。ここでは、専用グッズがなくても自宅で手軽にアロマを活用する方法を紹介しています。
ハンカチやタオルで簡単芳香浴
一番簡単にできる芳香浴は、ハンカチやタオルに好みの精油を1滴から3滴ほど落とし、鼻から息を吸い込む方法です。深呼吸ができる上に精油のリラックス効果もあり、さらにリラックスすることができます。また、精油を落としたハンカチをカバンに入れておくと、出先でカバンを開いたときに、アロマの良い香りが不意に漂ってきて、とても良い気分になりますよ。
枕元に、リラックス系のエッセンシャルオイルを落としたハンカチやタオルを置いておくと、リラックスして深い眠りにつくことができます。
お風呂で簡単アロマバス
精油をバスタブにいれると、簡単にアロマバスを楽しむことができます。アロマバスでは、精油の吸収、筋肉の弛緩、肩こりなどのこりをほぐす、リラックスなど様々な効果が期待できます。精油はお湯には溶けないので、直接バスタブに入れると皮膚刺激を感じる場合があります。肌の弱い方は、ホホバ油などの植物オイル(キャリアオイル)5ml程度に精油を混ぜたものをバスタブに入れると良いでしょう。また、レモングラスや柑橘系の精油は皮膚刺激が特に強いので使用量を控えめにしてください。
簡単ハンドマッサージ
オイルトリートメント(アロママッサージ)には、筋肉のコリをほぐす、リラクゼーション、心身の刺激と強壮などの効果があります。中でもハンドマッサージは手軽に行えるのでおすすめです。ホホバ油などの植物オイル10mlに対し精油は2滴まで混ぜます。皮膚刺激の強い精油は1滴にしましょう。
手のひらから肘あたりまでオイルを塗布し、心地よいくらいの力加減で擦ります。プロのセラピストがするようなマッサージでなくても大丈夫です。ただ、優しく擦るだけでも十分にリラックスできます。
アロマを選ぶ、使用する上での注意事項
エッセンシャルオイルは大量の植物から香り成分だけをぎゅっと濃縮したものです。そのため、作用は強く、直接肌に使用すると皮膚刺激や炎症を起こす可能性があります。事故をさけるためにも、注意事項は必ず守ってください。
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- 植物由来100%のアロマを選ぶ
最近では、合成香料を使用したアロマオイルや、安価なものから高額なものまで色々な種類のアロマオイルが販売されています。高額なものを購入する必要はありませんが、必ず成分表を確認し、100%天然植物由来のエッセンシャルオイルを選ぶようにしてください。
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- パッチテストをする
アロマバスやアロママッサージなど、肌に使用する場合は、使用前にパッチテストを行うようにしてください。基本的に精油は直接肌につけませんので、キャリアオイルで希釈したものを、肘や太ももの内側などにつけて24時間様子をみます。もし異常が出た場合は、直ぐに大量の水で洗い流しましょう。
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- 赤ちゃんやペットにはNG
赤ちゃんやペットはとても敏感ですので、基本的に芳香浴以外の使用は控えてください。3歳未満の乳幼児にトリートメントオイルなどを塗布する場合は、成人の使用量の10分の1から2分の1くらいの濃度にします。
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- 保管方法に気をつける
精油は、直射日光を避け、湿気の少ない冷暗所に保管しましょう。ただし、冷蔵庫などで保管してしまうと、出し入れするときの温度差により水滴が浮いて中に入ってしまうかもしれないので、冷蔵庫での保管はおすすめしません。また、精油はとてもデリケートな生ものです。抽出してから徐々に香りが変化し劣化するので、一度開封したら1年以内を目安に使い切りましょう。
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- 光毒性のある精油に注意する
光毒性のある精油(ミカン科・せり科)は、日光に当たるとシミになることもあるので、肌に使用した直後は日光に当たらないようにしましょう。特にベルガモットは注意が必要です。
まとめ
リラックス効果の高いアロマを利用すれば上手にストレスを解消することができます。特にストレスが原因で食欲や購買欲に駆られやすい人は、ストレス解消法の一つとして、ぜひアロマを取り入れてみてください。
イライラしたとき
・サンダルウッド、フランキンセンス、オレンジ、マンダリン、カモミール・ローマン、
ローズウッド、ラベンダー
鬱など不安や心配なことがあるとき
・イランイラン、ネロリ、フランキンセンス、ベチバー、マンダリン、
ベルガモットなどの柑橘系、ラベンダー、ローズ
暗く沈んた気持ちのとき
・レモン、レモングラス、ジンジャー、ブラックペッパー
モヤモヤをスッキリさせたいとき
・イランイラン、ジャスミン、グレープフルーツ
自宅でできる手軽なアロマ利用法
・ハンカチやタオルで簡単芳香浴
・お風呂で簡単アロマバス
・簡単ハンドマッサージ
アロマを選ぶ、使用する上での注意事項
①植物由来100%のアロマを選ぶ
②パッチテストをする
③赤ちゃんやペットはNG
④保管方法に気をつける
⑤光毒性に注意する
manomano
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