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こんにちは。アロマセラピストのmanomanoです!
だんだん冬に近づくと空気が乾燥して、インフルエンザなどのウイルスや風邪の菌が繁殖しやすくなります。室内や電車の中など、誰かがゴホッゴホッと咳をしていたら、何となく気になりますよね。そんなときでもアロマがとても役に立ちます!ということで、今回は、風邪の予防に最適なアロマオイルをご紹介していきます。
風邪の予防に最適なアロマ
精油に含まれる成分には、優れた殺菌、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用など、直接的に菌やウイルスに働きかけるものがあります。また、炎症を抑える作用や痰を出しやすくする作用など、風邪の症状を緩和する成分、体に作用して免疫力を高める成分など様々です。目的に合わせて上手く使い分けることで、効果的に風邪を予防することができます。
ユーカリ
ユーカリには、1.8シネオールという成分が多く含まれています。1.8シネオールには、筋弛緩作用、免疫強化、粘液溶解、去痰、鎮咳、抗菌、抗ウイルスなどの作用があるといわれています。風邪やインフルエンザの初期段階で使用すると症状を緩和し回復が早まります。
ユーカリにはいくつか種類があるので要注意です。1.8シネオールの含有量が最も多いのは、ユーカリ・グロブルスですが、刺激が強いため、小さな子供や敏感な人は使用を控えましょう。1.8シネオールの含有量はグロブルス種よりは少ないけれど、しっかり含有されているのがユーカリ・ラディア-タです。ラディア-タは刺激が少なく、香りも穏やかなのでおすすめです。全般的にユーカリは、鼻やのどが弱い人におすすめです。
ティートリー
抗菌、抗ウイルス、抗感染作用に優れているといわれ、風邪やインフルエンザ、花粉症などにおすすめの精油です。スッキリとした香りで、鼻づまりのときに嗅ぐと、鼻づまりが改善され、呼吸がしやすくなります。免疫力を高める働きがあるので、生活の中に上手く取り入れていくうちに、「最近、風邪をひきにくくなったなあ」なんてこともあり得ます。
ラベンダー
万能薬といわれるラベンダーには、優れた鎮痛、抗炎症作用があり、頭痛や喉の痛みの緩和に役立ちます。また、副交感神経を活性化して自律神経のバランスを整え、免疫系を刺激するので病原菌に負けない抵抗力をつける助けになります。リラックス効果の高いラベンダーは、鼻づまりや咳で眠れずイライラしているときなどにもおすすめです。
ペパーミント
消化器系の不調に効果があるペパーミントは、吐き気や胃痛、消化不良、下痢などの症状があるときにおすすめです。また、冷却作用があるので、炎症や発熱のときにも利用できます。優れた抗菌作用があり、特に梅雨時期の衛生管理や消臭などに役立ちます。
ジンジャー
冬は特に身体を温める作用のあるジンジャーがオススメ。消化液の分泌を促進し、食欲を増す作用があるので、病後の回復期に使うと効果的です。ジンジャーと柑橘系の精油をブレンドすると、消化不良や便秘の改善に役立ちます。
フランキンセンス
殺菌消毒作用や体内の粘液を排出する作用があるといわれているフランキンセンスは、気管支炎や風邪のときにおすすめです。鼻やのどに溜まった粘液を排出しやすくすることで、鼻づまりの解消や痰の排出を助けます。
サンダルウッド
サンダルウッドにも優れた殺菌消毒作用があるため、泌尿器系、生殖器系、呼吸器系の感染症に効果を発揮するといわれています。また、抗炎症作用があり、のどの炎症を緩和して咳を鎮めてくれます。
風邪の症状ごとのおすすめアロマケア
風邪の予防では、普段からバランスの良い食事と質の良い睡眠をとり免疫力を上げておくことが大切です。しかし、うっかり風邪を引いてしまったときは、アロマでケアをして、風邪の症状を緩和し回復力を高めて早く治しましょう。ここでは、風邪の症状別におすすめするアロマケアを紹介していきます。
風邪・インフルエンザのときのおすすめアロマケア
使い捨てのマスクにペパーミント、ティートリー、ユーカリなど、すっきりする香りの精油を1~2滴ほどをマスクの端に垂らします。精油成分が直接マスクから吸い込めるので、鼻や喉の不快な症状を緩和することができます。
スプレー容器に無水エタノール5mlとおすすめ精油からお好きな精油を合計6滴入れ、精製水25mlを加えよくふって混ぜます。これをマスクにスプレーしても良いですし、室内でスプレーして空気を浄化するのもおすすめです。
のどが痛い咳がひどいときのおすすめアロマケア
ユーカリやペパーミント、ラベンダーなどをホホバ油などの植物オイルに混ぜてお風呂にいれたアロマバスにゆっくりと浸かると、蒸気と共に立ち上った精油の成分が鼻やのどに作用し、喉の炎症を抑え、痰を排出しやすくしてくれます。
ティートリー、ユーカリ、ジンジャーなどの精油をお湯(70度くらい)の入ったマグカップに1~2滴垂らし、立ち上る蒸気を口や鼻から吸入します。精油成分が目に入るとしみるので、目は閉じておきましょう。また、一気に吸い込むとむせてしまい、かえって咳を誘発することもあります。ゆっくり少しずつ吸入するように注意しましょう。
吸入で余計に咳き込んでしまうときは、ホホバ油などの植物オイルに精油を混ぜたトリートメントオイルを首から喉や胸、肩から背中あたりに優しく塗り広げます。ユーカリ、サンダルウッド、フランキンセンスなどがオススメです。
鼻水、鼻づまりのときのおすすめアロマケア
鼻づまりは鼻粘膜が腫れて、鼻水の通りが悪くなっている状態です。特に、ユーカリやペパーミントは鼻粘膜の腫れを鎮め空気の通りをよくしてくれます。アロママスクや吸入などが鼻づまりには効果的です。
空気の浄化も兼ねて、ティートリー、レモン、ユーカリ、ラベンダー、フランキンセンス、ローズマリーなどから好みの精油をブレンドしてみましょう。専用の芳香器やアロマ加湿器などがあればぜひ試してみてください。
発熱、だるさがあるときのおすすめアロマケア
洗面器の冷水にペパーミントとユーカリを1滴ずつ垂らします。表面に浮いた精油をすくい取るようにタオルを浸して絞り、額やわきの下、首の後ろにある大椎というツボ(第七頸椎の下)あたり、脚の付け根などに当てます。
まとめ
上手にアロマを利用することで風邪の予防ができるだけでなく、風邪にかかってしまった後も、症状の緩和や回復を早めることができます。普段から、規則正しい生活をしてなるべく風邪にかからないように気をつけることが大事ですが、それに加えて、普段からアロマを生活の中に取り入れることで、空気の浄化につながり、そして知らず知らずのうちに免疫力が上がるなど、嬉しい効果がたくさんあります。ぜひ気軽にアロマを利用して、快適な生活を楽しんでくださいね。
・ユーカリ
・ティートリー
・ラベンダー
・ペパーミント
・ジンジャー
・フランキンセンス
・サンダルウッド
①風邪・インフルエンザのとき
・アロママスク
・アロマスプレー
②のどが痛い、咳がひどいとき
・アロマバス
・吸入
・塗布
③鼻づまりのとき
・アロママスク
・吸入
・芳香浴
④発熱やだるさがあるとき
・冷湿布
manomano
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